《連載中》波乱の黒騎士は我がまま聖女を甘く蕩かす〜やり直しの求愛は拒否します!

「そうだ、ユフィリア。もう一つ伝えたいことがあったのよ。あなたという人は、今度は何をしでかしてくれたの? レイモンド叔父様、もうかんかんでしたわよ」

「何をって、なに?」

「まさか自分がやった事さえ覚えていないとか?」
「もともとオツムが弱いとは思っていたけど、カビでも生え始めたのかしらね」

 別の聖女が次々と嫌味を盛りつける。そんなものには少しも動じないユフィリアだが、イザベラが放った次の言葉に絶句する。

「教会の目を盗んで《悪鬼付き》の貴族様に精神治療を施し、金銭を受け取った」
「えっ?」

 もちろん、ユフィリアの記憶に無いことだ。

「私、してない……そんな事……!」
「してないって言っても《事実》だもの。だって《《わたくしがこの目で》》見ていたんだから」

 ——嘘だ。イザベラは嘘をでっち上げている……!




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