《連載中》波乱の黒騎士は我がまま聖女を甘く蕩かす〜やり直しの求愛は拒否します!
その一瞬が過ぎると、名残惜しそうにレオヴァルトの唇が離れていく。
翼の睫毛がゆっくりと持ち上がり、薄く覗いた黄金の眼差しがユフィリアの蒼い瞳を捉えた。
どくり、と胸が脈打つ。
『……いっ、今のは、何……!?』
レオヴァルトに抗議の目で訴える。
ユフィリアの心の声が聴こえたのか、
「せっかくの婚礼式に、ただ触れるだけの口づけではつまらぬだろう?」
小声で応えたレオヴァルトの瞳が少しだけ微笑ったように見えた。
『つまらぬだろう? ……じゃないわ~!』
──公衆の面前でも緊張とか恥じらいとか無いのか?! この男は……!!