《連載中》波乱の黒騎士は我がまま聖女を甘く蕩かす〜やり直しの求愛は拒否します!
「待って……、私、まだっ」
「頼むから、まだ眠りたいなんて言うなよ。夜が明けてしまう」
射抜くような視線とともにレオヴァルトの綺麗な顔がゆっくりと近づいて、視界の中で大写しになる。ユフィリアは慌てて両手でその顔をぐいっと押し戻しながら、目を背けた。
「待って?! だめだめだめっ!!」
手のひらの下でレオヴァルトの喉元が「んぐ」と息を呑む。いきなり両手で顔面を強く押されたのだから当然だ。ユフィリアの手が離れた後も、高い鼻梁を抑えて眉根を寄せる。
「……鼻を押すな、鼻を」
「ご、ごめん。でも……《《まだ》》だめなのっ」
「私と交わってグラシアを強大化させたいと言ったのはユフィリアだろう? 婚儀まで済ませておきながら、今更拒むのか?」
「いっ、いきなり押し倒すんだもん。私にだって心の準備とか、レオに話しておきたい事とか、あるんだから……」
ナイトガウンを胸元に手繰り寄せて、モジモジしながら下を向く。レオヴァルトも少し冷静になったのか、深く息を吸ってユフィリアの隣にあぐらをかいた。
「あなたの心の準備までは知らないが。私に話しておきたい事、とは?」
「頼むから、まだ眠りたいなんて言うなよ。夜が明けてしまう」
射抜くような視線とともにレオヴァルトの綺麗な顔がゆっくりと近づいて、視界の中で大写しになる。ユフィリアは慌てて両手でその顔をぐいっと押し戻しながら、目を背けた。
「待って?! だめだめだめっ!!」
手のひらの下でレオヴァルトの喉元が「んぐ」と息を呑む。いきなり両手で顔面を強く押されたのだから当然だ。ユフィリアの手が離れた後も、高い鼻梁を抑えて眉根を寄せる。
「……鼻を押すな、鼻を」
「ご、ごめん。でも……《《まだ》》だめなのっ」
「私と交わってグラシアを強大化させたいと言ったのはユフィリアだろう? 婚儀まで済ませておきながら、今更拒むのか?」
「いっ、いきなり押し倒すんだもん。私にだって心の準備とか、レオに話しておきたい事とか、あるんだから……」
ナイトガウンを胸元に手繰り寄せて、モジモジしながら下を向く。レオヴァルトも少し冷静になったのか、深く息を吸ってユフィリアの隣にあぐらをかいた。
「あなたの心の準備までは知らないが。私に話しておきたい事、とは?」