《連載中》波乱の黒騎士は我がまま聖女を甘く蕩かす〜やり直しの求愛は拒否します!
「ユフィリア」

 ギリ、と奥歯を噛み締めたあと、想いの全てを込めて名を呼んだ。

「この交わりがあなたにとって儀式的なものでも構わない。だが今夜くらいはその男のことを忘れて、私に抱かれろ」

「れっ、レオ……?」

 唐突に鋭く煌めいた黄金の瞳に驚いたのだろう。
 身構えるようにユフィリアが身を硬くしたのがわかった。
 しかしそんな抵抗の片鱗は、レオヴァルトの嫉妬心を過剰に掻き立てる。

「んぅ!」

 驚きで開いた口を否応なしに唇で塞ぐと、華奢な身体を押し倒した。
 抵抗しようとする細い両腕を強引に掴んで、シーツの上に縫い止める。

< 232 / 236 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop