恋の微熱に溺れて…
「大丈夫。言ってくれなかったことは気にしてないから。どうしてその彼氏と別れたの?」

同じ年下と付き合っている身として、気になった。どうしてなのだろうと…。

「んー…、上手く言えないけど、単純に合わなかったんだよね。未来の設計図じゃないけど、描いているビジョンが違ったんだよね」

どんなに好きでも、同じ未来を描けないと、一緒には居られない。
優希は幸せも、そうではない現実も知っている。一人の女性として尊敬した。

「そっか。それは難しいね…」

「うん。難しい。でも今となってはその彼とは縁がなくて良かったなって思う。今の彼に出会えたわけだし」

別れは決して、悪いことばかりじゃない。新しい縁を結ぶこともある。
優希は別れがあったからこそ、今の彼氏に出会えた。良い出会いに繋がるのなら、悪い縁を断ち切ることもできる。
私も良い縁に繋がることができた。これが運命なんだと思う。そう信じている。

「そうだね。今の彼に出会えたことに意味があるもんね」

どんな出会いにも意味がある。私は優希が幸せなら、それで良いと思っている。

「うん。そうだね。出会えたことに意味があるもんね」

優希と出会えたことにも意味がある。これからも色んな意味がある出会いがあるかもしれない。楽しみだ。これから出会う出会いに。
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