このドクターに恋してる
「謝らないでください。ちょっと困りましたけど、郁巳先生の気持ちは伝わってきました。私、郁巳先生が嫌がることはしたくないと思いました」
「えっ、じゃあ、圭介とは……」
「でも、もう少し待ってください。宇部先生ともお話をしたいので」
「うん、まあ……そうだよね。今度こそちゃんと待つよ」
「待ってもらえるとありがたいです。郁巳先生、まだお仕事中なんですよね?」
「いや、俺も今日はあがりなんだ。戻って、着替えてから帰るけど、陽菜さん……あ、ごめん、バスで帰るよね?」
郁巳先生が言おうとしていたことはたぶん、一緒に帰ろうよか送るよだったと思う。今待つと言ったばかりなのに、それは違うと言うのをやめたようだった。
私はまた謝る様子がなんだかおかしくなって、口もとを緩める。
「私はバスで帰ります。郁巳先生も気をつけて帰ってくださいね」
「うん、ありがとう」
郁巳先生は柔らかな笑みを浮かべ、小さく手を振った。病院に戻っていく姿を見送りたかったが、郁巳先生も私を見送ろうとしていた。私から先にその場を離れることにする。
別れるときには平静を装っていたが、まだ心臓はドキドキしていた。
帰宅して、まず宇部先生へメッセージを送った。
「えっ、じゃあ、圭介とは……」
「でも、もう少し待ってください。宇部先生ともお話をしたいので」
「うん、まあ……そうだよね。今度こそちゃんと待つよ」
「待ってもらえるとありがたいです。郁巳先生、まだお仕事中なんですよね?」
「いや、俺も今日はあがりなんだ。戻って、着替えてから帰るけど、陽菜さん……あ、ごめん、バスで帰るよね?」
郁巳先生が言おうとしていたことはたぶん、一緒に帰ろうよか送るよだったと思う。今待つと言ったばかりなのに、それは違うと言うのをやめたようだった。
私はまた謝る様子がなんだかおかしくなって、口もとを緩める。
「私はバスで帰ります。郁巳先生も気をつけて帰ってくださいね」
「うん、ありがとう」
郁巳先生は柔らかな笑みを浮かべ、小さく手を振った。病院に戻っていく姿を見送りたかったが、郁巳先生も私を見送ろうとしていた。私から先にその場を離れることにする。
別れるときには平静を装っていたが、まだ心臓はドキドキしていた。
帰宅して、まず宇部先生へメッセージを送った。