このドクターに恋してる
希子さんの顔が綻ぶ。
「そっか、そっかー、そっちに決めたのね。そういえば昨日、陽菜が帰ったと話したら追いかけたみたいだったけど、会えた?」
「はい、それで実は、その……」
昨日のことを話そうと思ったとき、抱きしめられた感触がよみがえり、今さらだが恥ずかしくなってきた。
「実は何よ? もったいぶってないで話して」
「その、ものすごく求められて」
「は? まあ! ね、ね、どこでどんなふうに?」
希子さんはなにを想像したのか、口もとを押さえながら少し頬が赤くなっていた。私の熱が移ったのかなと思うくらいで謎になるが、起こったこと説明する。
「場所は病院のロータリーから少し奥に入ったところです」
「奥に入ったとこ? どおりで私が探してみても姿がなかったわけだわ」
「えっ、探したんですか?」
「探したというか、追いつけたのかなと気になっただけよ。でも、外で求めてくるなんてビックリなんだけど。意外に大胆というか、我慢ができない人なのね」
「希子さん、なんか勘違してないですか……言葉で求められたんですよ?」
希子さんはキョトンとして「言葉って?」と聞いた。
「そっか、そっかー、そっちに決めたのね。そういえば昨日、陽菜が帰ったと話したら追いかけたみたいだったけど、会えた?」
「はい、それで実は、その……」
昨日のことを話そうと思ったとき、抱きしめられた感触がよみがえり、今さらだが恥ずかしくなってきた。
「実は何よ? もったいぶってないで話して」
「その、ものすごく求められて」
「は? まあ! ね、ね、どこでどんなふうに?」
希子さんはなにを想像したのか、口もとを押さえながら少し頬が赤くなっていた。私の熱が移ったのかなと思うくらいで謎になるが、起こったこと説明する。
「場所は病院のロータリーから少し奥に入ったところです」
「奥に入ったとこ? どおりで私が探してみても姿がなかったわけだわ」
「えっ、探したんですか?」
「探したというか、追いつけたのかなと気になっただけよ。でも、外で求めてくるなんてビックリなんだけど。意外に大胆というか、我慢ができない人なのね」
「希子さん、なんか勘違してないですか……言葉で求められたんですよ?」
希子さんはキョトンとして「言葉って?」と聞いた。