プレイボーイと恋の〝賭け〟引き
時折哲也に相手をしてもらいながら、ゆっくりとカクテルを楽しむ。このカクテルを味わえるだけで、ここに来た価値はあるかもしれない。
そんなことを思いながらも、莉都花は時折ドアを気にして見るが、柊仁はなかなか現れない。
カクテルも残り少しになり、やはり一杯分では無理があったかと思い始めた頃、カランカランとドアベルの音が鳴り響いた。
その音につられて莉都花がドアへ目を向ければ、待ちに待った人物がそこに立っていた。二人の女性を引き連れて。
「哲さん。そっちのソファー席座るから、三人分のカクテル持ってきて。女の子たちには甘めのやつね」
哲也は「はいはい」と柊仁に返し、「どうぞいらっしゃいませ」と優しく女性たちに入店を促している。
柊仁は哲也の返事を聞いたあとに、目線を莉都花へと向けてきたが、何の反応も示さなかった。すぐにすっと視線を逸らされてしまい、莉都花はまるでただの背景にでもなったかのような気持ちになる。たった一度一緒に酒を飲んだだけの仲とはいえ、さすがに無視はひどいだろう。思わず深いため息が漏れた。
柊仁が軽い男だということは前回の態度でわかっていたし、別に女の子を引き連れていることに驚きはない。でも、自分がここまでなおざりにされるのはなんだか面白くなかった。
そんなことを思いながらも、莉都花は時折ドアを気にして見るが、柊仁はなかなか現れない。
カクテルも残り少しになり、やはり一杯分では無理があったかと思い始めた頃、カランカランとドアベルの音が鳴り響いた。
その音につられて莉都花がドアへ目を向ければ、待ちに待った人物がそこに立っていた。二人の女性を引き連れて。
「哲さん。そっちのソファー席座るから、三人分のカクテル持ってきて。女の子たちには甘めのやつね」
哲也は「はいはい」と柊仁に返し、「どうぞいらっしゃいませ」と優しく女性たちに入店を促している。
柊仁は哲也の返事を聞いたあとに、目線を莉都花へと向けてきたが、何の反応も示さなかった。すぐにすっと視線を逸らされてしまい、莉都花はまるでただの背景にでもなったかのような気持ちになる。たった一度一緒に酒を飲んだだけの仲とはいえ、さすがに無視はひどいだろう。思わず深いため息が漏れた。
柊仁が軽い男だということは前回の態度でわかっていたし、別に女の子を引き連れていることに驚きはない。でも、自分がここまでなおざりにされるのはなんだか面白くなかった。