プレイボーイと恋の〝賭け〟引き
「……大輝、ですか?」

 その疑問形の答えに、柊仁は曖昧に微笑んだ。きっと肯定の微笑みだろう。

 それならばと莉都花は次の問いを口にする。

「どこまで知ってるんですか?」

 そこにはたくさんの問いが含まれている。だが、どれも具体的には言いづらいことばかりで、とても曖昧な訊き方になってしまった。

 柊仁はそんな問いに、なぜか優しい笑みを浮かべている。

「りっかちゃんって墓穴を掘るタイプでしょ。そんで損するタイプ」

 突然何の話だと首を傾げると、柊仁はなぜかその場に立ち上がった。

「ここだと話しにくいだろ。移動しよう」

 柊仁はなぜか莉都花の分まで代金を支払うと、あの日のように莉都花の腕を引っ張って、店の外へと連れ出した。
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