プレイボーイと恋の〝賭け〟引き
 柊仁に連れられ、やって来たのは、高台にある公園だった。

「ここさ、景色いいし、静かで好きなんだよ。りっかちゃんもいいと思わない?」
「まあ、そうですね。なんでかわからないですけど、なんだか懐かしい感じがします」

 初めて訪れる公園のはずなのに、莉都花はなぜか少しの懐かしさを感じている。ノスタルジーというものだろうか。もしかしたら幼い頃に過ごした場所に似ているのかもしれない。

 莉都花の返答が予想外だったのか、柊仁は少し驚いた顔をしている。

「そっか。それならここで思い出に浸るのもいいかもな。でも、時々お盛んなカップルが現れるから、一人で来るときは気をつけたほうがいいよ」

 なんだか思い出を汚されたような気持ちになって、莉都花は軽く顔をしかめる。柊仁はそんな莉都花のことをくつくつと笑って見ていた。
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