プレイボーイと恋の〝賭け〟引き
柊仁に「こっち」と促され、ベンチまで移動する。
柊仁の隣に少し間を空けて腰かけると、柊仁はすぐさま問うてきた。
「何から訊きたい?」
柊仁も莉都花が訊きたいことはたくさんあるとわかっているのだろう。もうこの時点で、柊仁がすべて知っているとわかるが、莉都花はそれを確かめるべく、順番に尋ねていく。
「じゃあ、大輝との関係から訊いてもいいですか?」
「いいよ。俺と大輝は、所謂幼馴染ってやつ。幼稚園くらいのときから近くに住んでたんだよ。まあ、学年が一つ違うから、常に一緒ってわけではなかったけど。でも、家が近所だから、なんだかんだで長く友人関係続けてるな」
二次会のときの二人のやりとりはあまり遠慮がないように感じたが、幼稚園の頃からの仲なら、それにも頷ける。
「そうなんですね。知らなかった」
「まあ、大学生になったあたりから、会う頻度は減ったからな。りっかちゃんが知らなくても当然だよ」
「そっか。でも……私のことは、大輝から聞いたんですよね?」
「帰省のタイミングが重なったときに聞いたかな。自慢げに俺の彼女って、りっかちゃんの写真見せられた」
大輝との関係はすでに終わっているとはいえ、そんな話を聞かされれば切なく胸が疼く。幼馴染に写真を見せるくらい、莉都花のことを好いていてくれたのだろう。それなのに今はもうその関係にない。恋というのは本当に儚いものだ。
莉都花は過去を噛みしめるように少しの沈黙を作った。
そして、柊仁と真っ直ぐに目を合わせてから、とうとう核心に近づく次の問いを口にする。
柊仁の隣に少し間を空けて腰かけると、柊仁はすぐさま問うてきた。
「何から訊きたい?」
柊仁も莉都花が訊きたいことはたくさんあるとわかっているのだろう。もうこの時点で、柊仁がすべて知っているとわかるが、莉都花はそれを確かめるべく、順番に尋ねていく。
「じゃあ、大輝との関係から訊いてもいいですか?」
「いいよ。俺と大輝は、所謂幼馴染ってやつ。幼稚園くらいのときから近くに住んでたんだよ。まあ、学年が一つ違うから、常に一緒ってわけではなかったけど。でも、家が近所だから、なんだかんだで長く友人関係続けてるな」
二次会のときの二人のやりとりはあまり遠慮がないように感じたが、幼稚園の頃からの仲なら、それにも頷ける。
「そうなんですね。知らなかった」
「まあ、大学生になったあたりから、会う頻度は減ったからな。りっかちゃんが知らなくても当然だよ」
「そっか。でも……私のことは、大輝から聞いたんですよね?」
「帰省のタイミングが重なったときに聞いたかな。自慢げに俺の彼女って、りっかちゃんの写真見せられた」
大輝との関係はすでに終わっているとはいえ、そんな話を聞かされれば切なく胸が疼く。幼馴染に写真を見せるくらい、莉都花のことを好いていてくれたのだろう。それなのに今はもうその関係にない。恋というのは本当に儚いものだ。
莉都花は過去を噛みしめるように少しの沈黙を作った。
そして、柊仁と真っ直ぐに目を合わせてから、とうとう核心に近づく次の問いを口にする。