君の瞳に僕の色は映らない
「なー、あれやばくね?」
「ほんとに。全部取っちゃうんじゃない?」
他の人の会話がいろんなところから聞こえてくる。
このゲームセンターにいる人たち半分くらいが、彼女のことを見ていた。
そのキャラクターが好きなのか、同じぬいぐるみを取っては店員さんに壁にかかっているものを下ろしてもらい、お金を入れてまた取る。
その動作をしばらく繰り返し、全部をゲット。
すると隣の台に行って全部取る。
周りで見ている人は、感心しているか、残念がっているか、少し苛立っているかの三択。
そりゃあ、欲しかったものを片っ端から取られたらそういう反応にもなる。
まあ隣でバンバン取られていると、注目されながら横に行ってゲームをするなんて、少なくとも僕には到底できない。
早く帰ってくれることを祈ることしかできないだろう。
「ほんとに。全部取っちゃうんじゃない?」
他の人の会話がいろんなところから聞こえてくる。
このゲームセンターにいる人たち半分くらいが、彼女のことを見ていた。
そのキャラクターが好きなのか、同じぬいぐるみを取っては店員さんに壁にかかっているものを下ろしてもらい、お金を入れてまた取る。
その動作をしばらく繰り返し、全部をゲット。
すると隣の台に行って全部取る。
周りで見ている人は、感心しているか、残念がっているか、少し苛立っているかの三択。
そりゃあ、欲しかったものを片っ端から取られたらそういう反応にもなる。
まあ隣でバンバン取られていると、注目されながら横に行ってゲームをするなんて、少なくとも僕には到底できない。
早く帰ってくれることを祈ることしかできないだろう。