ご先祖様の力を借りて。
天見様と円力華様が答えると、三人は納得したように頷いた。
……まだまだ話してそう。
そう考えていると、お母さんと優幻様がこちらに来た。
楽しそうに話しながら、こっちにも話しかけてくる。
『海晴くんはかっこいいし、いい人よね〜。美霊を庇ってくれたのがよかったわ〜』
『ああ、あの話? 庇ってくれるなんて、かっこいいよね。美霊はどう思う?』
「私も、かっこいいなと思います」
私はうなずく。
たぶんあの時くらいから、海晴のことを好きだったと思う。
……だって守ってくれたのがかっこよかったし。
私は前を思い出して、少し顔が赤くなる。
そんな私を、お母さんと優幻様がからかってくる。
『顔、赤くなってるよ。海晴のことを思い出してるの?』
『青春ね〜、懐かしいわ〜』
恥ずかしくなって、クッションに顔を埋める。
お母さんと優幻様は『あらあら』と呆れた様子だ。
でも恥ずかしいから、仕方ない。
私はしばらく、そのままでいた。
◇◆◇
……まだまだ話してそう。
そう考えていると、お母さんと優幻様がこちらに来た。
楽しそうに話しながら、こっちにも話しかけてくる。
『海晴くんはかっこいいし、いい人よね〜。美霊を庇ってくれたのがよかったわ〜』
『ああ、あの話? 庇ってくれるなんて、かっこいいよね。美霊はどう思う?』
「私も、かっこいいなと思います」
私はうなずく。
たぶんあの時くらいから、海晴のことを好きだったと思う。
……だって守ってくれたのがかっこよかったし。
私は前を思い出して、少し顔が赤くなる。
そんな私を、お母さんと優幻様がからかってくる。
『顔、赤くなってるよ。海晴のことを思い出してるの?』
『青春ね〜、懐かしいわ〜』
恥ずかしくなって、クッションに顔を埋める。
お母さんと優幻様は『あらあら』と呆れた様子だ。
でも恥ずかしいから、仕方ない。
私はしばらく、そのままでいた。
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