ご先祖様の力を借りて。
「そろそろイルカショーがあるみたいだが、行ってみるか?」

「うん」


私は海晴の方を向いて、うなずく。

イルカショーか……どんなものなんだろう。

イルカはまだ見たことがないし、とても楽しみだ。

私は少しワクワクしながら、海晴についていく。

少し歩くと、外に出る扉があった。

暗いところにいたので、外に出ると少し眩しかった。

目を瞬かせながら、周りを見渡す。

外には大きなプールがあり、何かが泳いでいた。

よく見てみると、写真で見たことがあるイルカと似ている。

あれがイルカだろうか。

私はそう考えながら、移動していく海晴についていく。

ついた先は椅子がたくさん並んでおり、プールがよく見える場所だった。

席にはすでにたくさんの人が座っていたが、なんとか空いている席を見つけることができた。

私と海晴は空いていた席に座る。

そのまま、海晴に聞く。


「あの、泳いでいるのがイルカ?」

「ああ、そうだ。もう少しで始まるみたいだが、何か買ってこようか?」

「うん、飲み物が欲しい」
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