募る想いは果てしなく
「何してんだよ」
「七瀬さんのお部屋って、2階の階段上がって一番奥ですよね?」
「そうだけど」
「今、窓に人影映ったんですけど。2人」
「は?」
その発言の意味を想像して背筋が冷えた。
「……ホラーかよ。やめろ。俺そっち系は苦手なんだよ」
「違いますってば。あっ、ほらまた! 七瀬さんのお部屋にもう1人いますよ。彼氏じゃないですか?」
「……え?」
ハンドルを握る指先に力が籠る。
鈴原の視線を追うようにマンションに目を向けた。
七瀬の部屋は既に電気が点いている。
カーテン越しに2人分の影は映っていない。
けど鈴原が嘘をつくとは思えないし、だとしたら、青木が先に部屋の前で待っていたんだろう。
七瀬の部屋の入室を許された男が俺以外にもいる、その事実を目の当たりにして複雑な気持ちになる。
まあ、青木だと確定したわけじゃないが。
「彼氏って、これから来るって話でしたよね?」
「早めに着いたから待ってたんじゃないのか?」
「だったら連絡くらいすればいいのに」
「まあ彼氏じゃない可能性もあるけど。友達とか」
「えぇ……気になる……」
「誰でもいいだろ。ほら帰るぞ」
「えっ、気にならないんですか!?」
そんなの、めちゃくちゃ気になるに決まってる。
でも、だからってどうしろというのか。
部屋に乗り込むわけにもいかないし、そもそも青木だという確証もない。
スマホに視線を移す。
七瀬からはさっきメッセージを貰った。
以降は何の連絡も来ていない。
本人も話し合いが終わったら連絡すると言ってくれたし、何かしら進展があれば、報告くらいはしてくれるだろう。
が、ここで想定外の事態が起きた。
「七瀬さんのお部屋って、2階の階段上がって一番奥ですよね?」
「そうだけど」
「今、窓に人影映ったんですけど。2人」
「は?」
その発言の意味を想像して背筋が冷えた。
「……ホラーかよ。やめろ。俺そっち系は苦手なんだよ」
「違いますってば。あっ、ほらまた! 七瀬さんのお部屋にもう1人いますよ。彼氏じゃないですか?」
「……え?」
ハンドルを握る指先に力が籠る。
鈴原の視線を追うようにマンションに目を向けた。
七瀬の部屋は既に電気が点いている。
カーテン越しに2人分の影は映っていない。
けど鈴原が嘘をつくとは思えないし、だとしたら、青木が先に部屋の前で待っていたんだろう。
七瀬の部屋の入室を許された男が俺以外にもいる、その事実を目の当たりにして複雑な気持ちになる。
まあ、青木だと確定したわけじゃないが。
「彼氏って、これから来るって話でしたよね?」
「早めに着いたから待ってたんじゃないのか?」
「だったら連絡くらいすればいいのに」
「まあ彼氏じゃない可能性もあるけど。友達とか」
「えぇ……気になる……」
「誰でもいいだろ。ほら帰るぞ」
「えっ、気にならないんですか!?」
そんなの、めちゃくちゃ気になるに決まってる。
でも、だからってどうしろというのか。
部屋に乗り込むわけにもいかないし、そもそも青木だという確証もない。
スマホに視線を移す。
七瀬からはさっきメッセージを貰った。
以降は何の連絡も来ていない。
本人も話し合いが終わったら連絡すると言ってくれたし、何かしら進展があれば、報告くらいはしてくれるだろう。
が、ここで想定外の事態が起きた。