募る想いは果てしなく
『早坂さん、七瀬さんが彼氏と別れたらどうするんですか?』
『……どうするって?』
『告白! しますよね?』
『……まあ、するよ』
「……えっ……?」
驚きで声が裏返った。
耳を疑うような内容に目を白黒させる。
それほど衝撃的な告白が、早坂の口からこぼれ落ちたのだから。
「……なに……」
絞り出すように発した声は弱々しくて。
心臓がドクドクと嫌な音を奏で始める。
スマホという媒体を通じて、2人の会話は鮮明に、私の耳へと届けてくれた。
意気揚々と早坂に詰め寄るかなえちゃんと、それを真摯に受け止めている早坂の会話は、誰がどう聞いても、恋愛相談をしている男女のそれだ。
そしてその相手が誰かなんて、この会話を聞けば一聴瞭然で。
『出ていってほしくない』
『話したいことがある』
今朝言われたあの言葉と。
スマホから流れてきた早坂の告白がリンクした。
「……かなえちゃん、なんで」
「"なんでこんな事したの"、ですか?」
私の思考を先読みして、彼女は言葉を遮った。
悟ったような口調に私は押し黙る。
圧迫感をじわじわ押し付けられるような感覚。
相手はまだ、私より7つも下の後輩なのに。今この場において主導権を握っているのは、明らかに年下のこの子だ。
今更になって気付く。
みんなから弄られキャラとして愛されているかなえちゃんは、そのイメージを崩さないように、あえて弄られてくれていたのだと。
そして今、その後輩としての姿はない。
平然と、眉も動かずに私を見つめている。
静かで、でも力強い意志を秘めた瞳。
まるで胸の内を見透かされているようで、息が詰まりそうになる。
『……どうするって?』
『告白! しますよね?』
『……まあ、するよ』
「……えっ……?」
驚きで声が裏返った。
耳を疑うような内容に目を白黒させる。
それほど衝撃的な告白が、早坂の口からこぼれ落ちたのだから。
「……なに……」
絞り出すように発した声は弱々しくて。
心臓がドクドクと嫌な音を奏で始める。
スマホという媒体を通じて、2人の会話は鮮明に、私の耳へと届けてくれた。
意気揚々と早坂に詰め寄るかなえちゃんと、それを真摯に受け止めている早坂の会話は、誰がどう聞いても、恋愛相談をしている男女のそれだ。
そしてその相手が誰かなんて、この会話を聞けば一聴瞭然で。
『出ていってほしくない』
『話したいことがある』
今朝言われたあの言葉と。
スマホから流れてきた早坂の告白がリンクした。
「……かなえちゃん、なんで」
「"なんでこんな事したの"、ですか?」
私の思考を先読みして、彼女は言葉を遮った。
悟ったような口調に私は押し黙る。
圧迫感をじわじわ押し付けられるような感覚。
相手はまだ、私より7つも下の後輩なのに。今この場において主導権を握っているのは、明らかに年下のこの子だ。
今更になって気付く。
みんなから弄られキャラとして愛されているかなえちゃんは、そのイメージを崩さないように、あえて弄られてくれていたのだと。
そして今、その後輩としての姿はない。
平然と、眉も動かずに私を見つめている。
静かで、でも力強い意志を秘めた瞳。
まるで胸の内を見透かされているようで、息が詰まりそうになる。