深瀬くんが甘すぎる
始業式の翌日。昨日とは違って電車の時間をいつも通りに戻し、ほとんど同じ高校の生徒が乗っていない、一本早い電車で私は高校へと向かった。
志穂が早起きした日は駅で待ち合わせて昨日みたいに一緒に学校に向かうんだけど、今日は電車に乗ってる途中で「寝坊した、今日は無理!」って連絡が入ったから一人だ。
駅から高校へ向かう道中も同じ高校の生徒はほとんどいない。
やっぱり、昨日みたいにがやがやした人の多い時間帯よりもこうやって人気のないときに投稿するほうがわたしの性には合ってる。
校門を通り、昇降口で上靴に履き替えてまだ慣れない自分の教室に向かう。
――この時間なら、たぶん私が一番乗りだろうな。
そう思って教室まで行くと、意外にもすでに教室の明かりはついていた。
去年はこの時間に登校してるの、わたしくらいだったのに。
いったい誰が、こんなに早く教室に来てるんだろう。
志穂が早起きした日は駅で待ち合わせて昨日みたいに一緒に学校に向かうんだけど、今日は電車に乗ってる途中で「寝坊した、今日は無理!」って連絡が入ったから一人だ。
駅から高校へ向かう道中も同じ高校の生徒はほとんどいない。
やっぱり、昨日みたいにがやがやした人の多い時間帯よりもこうやって人気のないときに投稿するほうがわたしの性には合ってる。
校門を通り、昇降口で上靴に履き替えてまだ慣れない自分の教室に向かう。
――この時間なら、たぶん私が一番乗りだろうな。
そう思って教室まで行くと、意外にもすでに教室の明かりはついていた。
去年はこの時間に登校してるの、わたしくらいだったのに。
いったい誰が、こんなに早く教室に来てるんだろう。