少女と過保護ーズ!!続
「すみませんでした。本当に申し訳ありませんでした」


目茶苦茶井坂さんに怒られ、もう一発叩かれた優さんは土下座しそうな勢いで謝ってきた。


土下座。


良い響き。


やらせてみようか。

とも思ったけど止めたんだけども。


「土下座しなさい」


井坂さん。

本当に貴女って人は。


ブラボーです。

皆で拍手喝采。

でも、これなら安心だ。

井坂さんなら優さんの手綱をきちんと引いてくれるだろう。


「本当に申し訳ありませんでした」


優さんが土下座する。


うん。

良い眺め。

頭を上げて、なんて絶対に言ってなんかやらない。

もう少しそのままでおれ。


「井坂さん、ありがとう」

「もう良いんですか?まだ・・・・」


まだ険しい表情で優さんを睨んでる井坂さん。


「もう良いです。井坂さんがハッキリ言ってくれて怒ってくれたからスッキリしました」


赦すことはない。

でも、本当にスッキリはしたの。

あたしがそう言って笑えば、井坂さんも笑ってくれた。


それを許されたと思ったのか、頭を上げ立とうとする優さん。


「「まだしてろ」」

「・・・・はい」


あたしと井坂さん、同時に言われ優さんはまた土下座に戻る。

それに・・・・スッキリしたのもあるけど。

さっきから蓮くんがっなんか真っ青な顔で、今にも死にそうなんだよ‼

プルプルと生まれたての子牛みたいに震えてるんだよ‼


早く病院・・・・


「チビネ・・・・」

「蓮くん‼」

「俺はもうここ・・・・ま・・・・でだ・・・・」

「そんなっ‼もう少しっもう少しだけ・・・・」

「げーーーーーーん界だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」

「!?」


叫び走り出した蓮くん。

どこに行こうっての!?


「蓮くーーーーーーーーんっっ‼」



ん?


バターーーーンッ‼‼


近かった‼

めっさ近かった‼

あたしが叫んだ意味‼


どうやら・・・・

どうやらこの雨で彼はお腹を冷やしたらしく・・・・

WCに駆け込んだのだった・・・・。


ごめんよ。蓮くん。


「うぉぉぉぉぉぉぉぉっ‼‼」


謝る。

謝るから・・・・。

トイレで叫ぶのだけは止めてくれ・・・・。


「「「「「「・・・・・・・・っっ」」」」」」
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