キミのために一生分の恋を歌う -first stage-
5. 響いている
その日、朝のニュース番組を観ようとテレビをつけると、何と私のことが報道されていた。
ーー『次のニュースです。なんとあの今話題沸騰中の人気歌手、bihukaさんの初ライブが決まったとのことです! 場所は藤が谷市のショッピングモールにて、席は全て事前抽選のみとなっており、公開された抽選予約専用のウェブサイトは早くも人が殺到して閲覧できない状況になっているようです。まだファンの前に一度も姿を現したことのない有名歌手の初ライブ、楽しみですね! 私も行きたいです!』
私はすっかり目が覚めて、珍しくまだ寝ている小春の部屋に入り揺すり起こした。
「ねぇ小春! テレビでもう私のライブのことやってるんだけど!」
「んー……。お姉ちゃんおはよ」
「おはよう。じゃなくて!」
「そりゃテレビでやるよぉ。もうライブまで2週間と少しだし。むしろ遅すぎるくらいだよ」
眠そうな目を擦りながら、小春は体を起こす。
最近はずっと遅くまで色んな人たちと連絡をとってて、私のライブのために準備してくれているのを知っている。
「小春、大丈夫? 最近すごく疲れてるよね。受験もあるのにごめんね」
「いやいや、お姉ちゃんのおかげですみちゃんにもかなり力になってもらってるから、私の予想よりスムーズなくらいだよ」
すみちゃんにはbihukaのことを打ち明けたあの日から、すごく力になってもらっている。
衣装についてだけでなく、実は他の芸能関係の衣装協力とかでも業界のことにも詳しいみたいで、小春のことを運営面でも全面的にサポートしてくれていた。
「そう? ならいいんだけど」
「それにお姉ちゃんの体調の心配は諏訪野先生に任せられてるお陰で自由に動けてるし」
「晴さんにはね。ほんとに感謝してる。私は大丈夫」
「わ~いつの間にか晴さん呼びになってる!」
「もう、からかわないでよ~」
私は小春の部屋を出るといつものように着替えて、ウォーキングの準備をした。
今日もきっと公園のあの場所には晴さんが待ってる。
「今日もデート? 気をつけて楽しんできてね」
「ちがうから!!」
小春にからかわれながら、私は玄関を出た。
ーー『次のニュースです。なんとあの今話題沸騰中の人気歌手、bihukaさんの初ライブが決まったとのことです! 場所は藤が谷市のショッピングモールにて、席は全て事前抽選のみとなっており、公開された抽選予約専用のウェブサイトは早くも人が殺到して閲覧できない状況になっているようです。まだファンの前に一度も姿を現したことのない有名歌手の初ライブ、楽しみですね! 私も行きたいです!』
私はすっかり目が覚めて、珍しくまだ寝ている小春の部屋に入り揺すり起こした。
「ねぇ小春! テレビでもう私のライブのことやってるんだけど!」
「んー……。お姉ちゃんおはよ」
「おはよう。じゃなくて!」
「そりゃテレビでやるよぉ。もうライブまで2週間と少しだし。むしろ遅すぎるくらいだよ」
眠そうな目を擦りながら、小春は体を起こす。
最近はずっと遅くまで色んな人たちと連絡をとってて、私のライブのために準備してくれているのを知っている。
「小春、大丈夫? 最近すごく疲れてるよね。受験もあるのにごめんね」
「いやいや、お姉ちゃんのおかげですみちゃんにもかなり力になってもらってるから、私の予想よりスムーズなくらいだよ」
すみちゃんにはbihukaのことを打ち明けたあの日から、すごく力になってもらっている。
衣装についてだけでなく、実は他の芸能関係の衣装協力とかでも業界のことにも詳しいみたいで、小春のことを運営面でも全面的にサポートしてくれていた。
「そう? ならいいんだけど」
「それにお姉ちゃんの体調の心配は諏訪野先生に任せられてるお陰で自由に動けてるし」
「晴さんにはね。ほんとに感謝してる。私は大丈夫」
「わ~いつの間にか晴さん呼びになってる!」
「もう、からかわないでよ~」
私は小春の部屋を出るといつものように着替えて、ウォーキングの準備をした。
今日もきっと公園のあの場所には晴さんが待ってる。
「今日もデート? 気をつけて楽しんできてね」
「ちがうから!!」
小春にからかわれながら、私は玄関を出た。