キミのために一生分の恋を歌う -first stage-
渋谷のスクランブル交差点を通って、代々木公園の噴水池へと向かう。
今日はすみちゃんたちには会わなかった。
2人出会ったあのベンチに着くと、いつもの背中があった。
今日はなにか本のようなものを読んでるみたい。
「晴さん、おはよう」
「おはよう。今日はすごく調子良さそうだね」
「見ただけで分かるなんてすごいなぁ」
「小夏が分かりやすすぎるっていつも言ってる」
「ふぅん」
でも私のホントの気持ちには気づいてないくせに、なんて思いながら私は晴さんの隣に座る。
晴さんは何も言わずに私の手首をとる。
そのまま脈を測り、私のことをじっと見つめてくる。
「うん、ほんとに良さそうだ」
「大丈夫だって。それより何読んでるの? 英語?」
「論文が載ってる雑誌。誰かさんのためになるかと思って」
「わぁ、何書いてるか全然分かんないや」
「分かったら怖いよ。そのために僕がいるんだから小夏はいつも通りヘラヘラしてくれてたらいいんだよ」
「なにそれ〜」
ペシッと晴さんの背中を叩く。晴さんも軽く脇腹を小突いてやり返してくる。くすぐったいよとまた怒る。
「今日はこの後どうするの?」
「んー。今日はオフかなぁ。明日はすみちゃんとライブの衣装合わせだよ」
「そっか、じゃあ後で少し出かけよう」
「え、例のお出かけの約束って今日?」
「違う。ちょっと行きたいところあってさ。小夏元気そうだから付き合ってよ」
「うん! いいよ。どこいくのかなぁ」
「今は秘密。少し仕事するから午後くらいになるかな。車で家に迎えに行くよ」
私は大きく頷く。ほんとに嬉しくて晴さんの言うようにヘラヘラしてたと思う。
でもこぼれちゃう感情は隠しても無駄だよね。ワクワクしながら、晴さんと一度分かれることにする。
家まで送ってくれると言ったけど、晴さんには早く仕事終わるようにって伝えて遠慮した。
今日はすみちゃんたちには会わなかった。
2人出会ったあのベンチに着くと、いつもの背中があった。
今日はなにか本のようなものを読んでるみたい。
「晴さん、おはよう」
「おはよう。今日はすごく調子良さそうだね」
「見ただけで分かるなんてすごいなぁ」
「小夏が分かりやすすぎるっていつも言ってる」
「ふぅん」
でも私のホントの気持ちには気づいてないくせに、なんて思いながら私は晴さんの隣に座る。
晴さんは何も言わずに私の手首をとる。
そのまま脈を測り、私のことをじっと見つめてくる。
「うん、ほんとに良さそうだ」
「大丈夫だって。それより何読んでるの? 英語?」
「論文が載ってる雑誌。誰かさんのためになるかと思って」
「わぁ、何書いてるか全然分かんないや」
「分かったら怖いよ。そのために僕がいるんだから小夏はいつも通りヘラヘラしてくれてたらいいんだよ」
「なにそれ〜」
ペシッと晴さんの背中を叩く。晴さんも軽く脇腹を小突いてやり返してくる。くすぐったいよとまた怒る。
「今日はこの後どうするの?」
「んー。今日はオフかなぁ。明日はすみちゃんとライブの衣装合わせだよ」
「そっか、じゃあ後で少し出かけよう」
「え、例のお出かけの約束って今日?」
「違う。ちょっと行きたいところあってさ。小夏元気そうだから付き合ってよ」
「うん! いいよ。どこいくのかなぁ」
「今は秘密。少し仕事するから午後くらいになるかな。車で家に迎えに行くよ」
私は大きく頷く。ほんとに嬉しくて晴さんの言うようにヘラヘラしてたと思う。
でもこぼれちゃう感情は隠しても無駄だよね。ワクワクしながら、晴さんと一度分かれることにする。
家まで送ってくれると言ったけど、晴さんには早く仕事終わるようにって伝えて遠慮した。