キミのために一生分の恋を歌う -first stage-
文化会館にはわずか数時間前の告知で数百人の人たちが集まってくれた。
晴のお父さんとお母さん、二人の知り合いの街の人たちまで快くカメラ撮影や観客の誘導などに協力してくれ、私たちのことを見守ってくれていた。
私たちは開演までの数分、袖で最後の準備をしていた。
「『Refrain』はね。始めから、ピアノとバイオリンのアレンジも入れたいってずっと候補に残ってたから。晴と演奏出来てよかった。私、最初は病院で一人で弾き語りして楽しかった。それが次は晴と恋人になって二人で演奏して。私って世界で一番の幸せ者だね!」
「うん。幸せで、わがままで、小夏は最高の歌手だよ。そんな小夏の歌に世界で一番に救われたのは僕だから。必ずそれを証明してみせる」
「ーーうん、私たちなら絶対大丈夫だよ。行こう!!」
私達は手を重ねて、瞳で合図して頷き合う。
壇上へと歩き出す。
同時に、大きな歓声と拍手が響いた。
私たちが壇上の真ん中に立ち、頭を下げると静寂が周りを包む。
晴はバイオリンを持ち、私はピアノの前に座る。
二人で再び目を合わせて、合図を送る。
まずはピアノの穏やかな前奏。
その十秒後、重なるように響くバイオリンの音。
よし、上手く入れた。あとは、心のままに歌うだけーー
晴のお父さんとお母さん、二人の知り合いの街の人たちまで快くカメラ撮影や観客の誘導などに協力してくれ、私たちのことを見守ってくれていた。
私たちは開演までの数分、袖で最後の準備をしていた。
「『Refrain』はね。始めから、ピアノとバイオリンのアレンジも入れたいってずっと候補に残ってたから。晴と演奏出来てよかった。私、最初は病院で一人で弾き語りして楽しかった。それが次は晴と恋人になって二人で演奏して。私って世界で一番の幸せ者だね!」
「うん。幸せで、わがままで、小夏は最高の歌手だよ。そんな小夏の歌に世界で一番に救われたのは僕だから。必ずそれを証明してみせる」
「ーーうん、私たちなら絶対大丈夫だよ。行こう!!」
私達は手を重ねて、瞳で合図して頷き合う。
壇上へと歩き出す。
同時に、大きな歓声と拍手が響いた。
私たちが壇上の真ん中に立ち、頭を下げると静寂が周りを包む。
晴はバイオリンを持ち、私はピアノの前に座る。
二人で再び目を合わせて、合図を送る。
まずはピアノの穏やかな前奏。
その十秒後、重なるように響くバイオリンの音。
よし、上手く入れた。あとは、心のままに歌うだけーー