あなたは本当に憧れの先輩？　6年ぶりの再会は運命の出会い
尚がニコニコしながら和室に入ってきて
「ダディー！！　おかしよ〜」と宙さんの口にクッキーを持っていく

「パクッ！　尚がくれたクッキーはおいしいね！」

「おいちぃーね〜」と反対の手に持っていたクッキーを食べる尚だった。

「尚、大きなおじいちゃんにご挨拶は？」

尚はすくっと立ち、
「こんにちは！　しょうれす！」と尚が挨拶すると、「上手にできました！偉いな」とお爺様に褒められた尚は宙さんに抱きついてしまった。

「褒められて恥ずかしいみたいだわ〜」と尚の頭を撫でていた。

「やっぱり親子だなぁ。宙の性格にそっくりじゃな。宙、大切に育てるんだぞ」

「はい爺ちゃん。」

しばらくアストロンの話しもしたり、今後アメリカでの住居の話しなど歓談し、尚が眠くてグズリ出したので、私たちは帰る事にした。

「皆さん。本当にありがとうございました。
いつでもアメリカに来る時は連絡してよ」

「ああ、宙も凛さんも元気で頑張ってな」とお爺様の言葉に宙さんは頷いていた。
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