傷心女子は極上ライフセーバーの蜜愛で甘くとろける
絶望で目の前が真っ暗になる――その寸前で凪の体に何かが巻き付き、一気に水面へと押し上げられた。同時に引き剥がされるようにして腕に抱えていた重みが離れていく。
「大丈夫ですか?!」
ゲホゲホと激しく咳き込む最中、鬼気迫る声が凪の耳に届いた。どうにか頷きながらすぐ横に目をやると、小麦色の肌をした男性が真剣な眼差しで凪を覗き込んでいる。
どうやら彼が凪を助けてくれたらしい。少し視線をずらせば、溺れていた男の子も別の男性によって救命用の黄色いサーフボードに載せられていた。もがくので精一杯で、いつの間にか男の子と手が離れていたことにも気が付かなかった。
(助かった……)
安堵した瞬間ドッと力が抜けてしまう。
「おっと。大丈夫、すぐ陸に連れてってやるからな」
彼は凪を抱えながら、片手で器用に赤いチューブを凪の体に巻き付けていく。両端をフックで留めると浮き輪状になるそれは、ライフセーバーが使う救命用のチューブだ。
「大丈夫ですか?!」
ゲホゲホと激しく咳き込む最中、鬼気迫る声が凪の耳に届いた。どうにか頷きながらすぐ横に目をやると、小麦色の肌をした男性が真剣な眼差しで凪を覗き込んでいる。
どうやら彼が凪を助けてくれたらしい。少し視線をずらせば、溺れていた男の子も別の男性によって救命用の黄色いサーフボードに載せられていた。もがくので精一杯で、いつの間にか男の子と手が離れていたことにも気が付かなかった。
(助かった……)
安堵した瞬間ドッと力が抜けてしまう。
「おっと。大丈夫、すぐ陸に連れてってやるからな」
彼は凪を抱えながら、片手で器用に赤いチューブを凪の体に巻き付けていく。両端をフックで留めると浮き輪状になるそれは、ライフセーバーが使う救命用のチューブだ。