クラスのマドンナに告られた
「ん」

 目が覚めた。ふと、目を開ける。

「え?」

 俺は思わず呟いた。未来の顔がほぼゼロ距離にあったのだ。その、未来の美人な顔が。正直言って今俺が風邪をひいているからか、ゼロ距離だからか、いつもより更にかわいく感じる。

「あ、おはよう翔太君!」

 そう、俺の目の前にいた未来が声をかけた。

「お、おはよう」
「翔太君、顔赤くない?」
「いや、赤くないよ」

 と言っておく。「もし赤いんだったらそれは熱のせい」という謎の言い訳を足して。

 俺と未来はカップルなのだから、かわいかったからと言っても何ら問題はない気がしたが、それを伝えるのはなんとなく恥ずかしかった。
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