クラスのマドンナに告られた
「じゃあいいか。それで調子はどう?」
「うーん。少しだけましになった気がする」
「それは良かった」
「……それで、いままで未来は何をしてたんだ?」
何しろ起きたらすぐ目の前に未来の顔があったのだ。不思議に思わないわけがない。
「それは……言わなきゃだめ?」
そう、気恥ずかしそうに言われた。
「まあ、言わなきゃだめってことはないけど。出来るのなら教えてほしいなっていう気持ちはある」
「……そっか。じゃあいうね。シンプルに翔太君の顔を凝視してたの。イケメンだなって」
「お、おう」
「別に変態的な目でとかじゃないからね。ただ、単純に翔太君の顔をこんなまじまじと見れるのって今しかないなーって」
言葉を連ねるほど、怪しく見えてくる気がする……けど、まあそれはいいか。
「それじゃあ、俺も……さっき顔が赤くなってたのは未来がかわいいなって思ったから」
言われてしまったらこちらも白状せざるを得ないと思い、そう言った。別に白状しなくても良かったかもしれないが、義というものがある。未来のその発言を聞いといて、俺は言い訳したままというのはなんとなくダメだという気がした。
「そっか。それはうれしいな」
そう言った彼女の顔は赤くなっていた。もしかしたら俺の顔も同じくまた赤くなっているのかもしれない。
「おっと、翔太君は病人なんだから、こんな話をしている場合じゃなかったよね」
「いや、別に話しててもいいが」
「いや、なんか病人相手にイチャイチャするのも違うなって」
「これイチャイチャという感じだったのか?」
「はた目から見たらイチャイチャでしょ」
まあ、確かにそうかもしれない。少なくともあの二人がいたらいじられてるかもしれない。