クラスのマドンナに告られた

「おい、なんだよ」
「あなたは、翔太君を中学の時にいじめてたと訊きました。それは事実ですか?」
「事実って、遊んでただけだ。なあ、翔太」

 その眼光は鋭く、肯定以外の答えをすることは許さないぞと言ってるみたいな感じだった。
 どうしようか。そう思っていると、

「私はこんなにおびえている翔太君を今まで見たことがありません。あなたが何かしていたのは絶対確実です。私はあなたを許さない!」

 そう、ドドンという効果音が付きそうな勢いで未来が言った。

「おいおい、翔太、否定してくれや」
「否定してくれって、私の愛しの翔太をいじめるような人は許せないんだけど」
「君には効いていない、翔太に訊いているんだ」

 こうなったら、未来が戦っているのに、俺だけ逃げるわけには行かない。

「俺は確かに、いじめられてた。君にだ」

 そう、言い放った。

「私は翔太君の彼女として、貴方は許せません。もう、翔太君にかかわってこないでください」

 未来は、言い切った。

「なんだよ、翔太お前! 彼女自慢かよ。そんなかわいい彼女がいて、ずるいぞ。何で翔太ごときがにそんな彼女がいるんだよ!」
「私は、翔太君がいいの。あなたみたいな人じゃなくて」
「っちくしょう!」

 そう言って、俺に殴り掛かってきた。これはまずっ、

「やめて! 警察呼びますよ! あと、誰か助けてください」

 そう言って、間一髪で拳を何とか握って、助けを呼んだ。
 それを聞いて、まずいと思ったのか、彼は逃げ去った。

「ありがとう、未来」
「これくらい当然よ。だって私は翔太君の彼女なんだから」

 その声は強い、自信に満ち溢れた強い声だった。
 それを聞き、未来は強いなと思った。
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