イケメン転校生に恋をした
そして歌い出した。だけど歌い始めの部分でもう、思っちゃった。
やっぱり大翔君には到底及ばないって。
大翔君が完璧すぎるのがいけないんだよ。
私一人だったら恥ずかしい思いなんてしなかったのに。
そのまま恥ずかしさに悶えながら何とか歌い切った。
大翔君は私の歌に対してどう思っているんだろうと、不安な気持ちで大翔君の顔を見る。
正直歌っている間も気が気でなかった。
大翔君が楽しそうじゃなかったらどうしようって。
大翔君が、私の歌に対して幻滅してたらどうしようって。
だからこそ、歌っている間、大翔君の顔をまともに見ることが出来なかった。
今も、大翔君が私の歌に対して否定的な否定的な感情を持っていたらと思うと怖くなる。
どうか、大丈夫でありますように。