イケメン転校生に恋をした


 「あいつ、昔ゲーセン行くついでにカラオケに行った時に美声で歌ってくれて僕まで楽しかったんだよ。ゲーセンがメインのはずなのに、目的が変わってしまったんだから」

 そうか、山田さん、いや、優希は私の知らない大翔君の過去を知っているという事か。
 しかも、そのつもりはなさそうだけど、先輩風を吹き散らしている。



 勿論、大翔君と友達になった時期の先輩だ。




 なんとなく羨ましく思ってしまう。
 でも、この人はいい人だ。この人を羨ましく思う事は良くても、恨んではだめだ。

 そう心に決めた。私は人のせいにしたくはない。

 もし私が、大翔君と将来的に友達関係じゃなくなったとしても。


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