クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
「好きだよ、詩穂」


「た、拓弥……さん」


時々呼び捨てにされるとなぜか妙に興奮する。
嬉しいけれど、何だか恥ずかしくて……


「ここ、気持ちいい? 詩穂の感じるところ」


もう、全部見抜かれてる。
こうされると、女としての自分がさらに発動して我慢できなくなる。


「……ああっ、ああん、そ、そこっ」


狂いそうな程の気持ち良さに、私は淫らでいやらしい声を出す。
拓弥さんの攻めに、体をくねらせて反応し、過剰に悦ぶ。


「ここも気持ち良いんだ……」


「……は、はい」


「詩穂だけズルいな。俺も……」


「拓弥さんの、欲しい」


拓弥さんとひとつになる行為は、この世の中にある全ての中で1番の贅沢。
体を抱き寄せ合い、絡みつくような濃厚なキスをすれば、私の体はとろとろにとろけてしまう。
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