クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
家族の勘違いと自分の気持ち
「嘘~! 超超超イケメンなんだけど!」
「ほんとに! お母さんも、ずいぶん長いこと生きてきたけど、こんなに素敵な人見たことないわ。何だかドキドキしちゃうわね」
「母さん、真穂も。何でお前らがドキドキしてるんだ?」
「だってお父さん。こんな王子様みたいな人が目の前にいたら、誰だって冷静でいられないわよ。ねえ、真穂」
「うんうん」
私のお父さん、お母さん、妹の真穂(まほ)。
いきなり現れた拓弥さんを見て大騒ぎしてる。
気持ちは痛いほどわかるけれど、ちょっとはしゃぎ過ぎだ。
「すみません、突然。詩穂さんの会社で課長をしております、桐生 拓弥と申します。たまたまお嬢さんと同じマンションに引越してきまして……」
「詩穂から電話で聞いていますよ。桐生さん、よく来てくれました。まさか、詩穂の彼氏がこんなイケメンだなんて、お母さん、天にも登る気持ちだわ~」
「ほんとに! お母さんも、ずいぶん長いこと生きてきたけど、こんなに素敵な人見たことないわ。何だかドキドキしちゃうわね」
「母さん、真穂も。何でお前らがドキドキしてるんだ?」
「だってお父さん。こんな王子様みたいな人が目の前にいたら、誰だって冷静でいられないわよ。ねえ、真穂」
「うんうん」
私のお父さん、お母さん、妹の真穂(まほ)。
いきなり現れた拓弥さんを見て大騒ぎしてる。
気持ちは痛いほどわかるけれど、ちょっとはしゃぎ過ぎだ。
「すみません、突然。詩穂さんの会社で課長をしております、桐生 拓弥と申します。たまたまお嬢さんと同じマンションに引越してきまして……」
「詩穂から電話で聞いていますよ。桐生さん、よく来てくれました。まさか、詩穂の彼氏がこんなイケメンだなんて、お母さん、天にも登る気持ちだわ~」