その時はきっと 星空がきれい

目の前には紅茶と本を読む星那さん。
この時間がずっと続けばいい。
けれど、日は沈み、月が顔を出す。
「星那さん、もう暗くなってきましたね」
「本当ですね、そろそろ帰りましょうか」
「もう暗いから送ります。お家はどの辺ですか?」
「そんな…!大丈夫ですよ、すぐ近くなので…」
「僕も近くなので気にしないで、危ないし送らせてください。」
「ありがとうございます、じゃあお言葉に甘えさせていただきます」
星那さんが隣を歩いている。
横に並ぶと意外と小さいなぁと思う。
小さくて細くて、すぐに壊れてしまいそうだ。
だけど、儚くて美しい。
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