その時はきっと 星空がきれい


「瞬くんは学生さん?」
「はい、高校3年です」
「そっかぁ、じゃあ受験生なんだね。」
「はい。でもまだ進路が決まってなくて。やりたいこととか見つけるの難しいです。星那さんは何をされてるのですか?」
「私はもう働いてるよ。社会人2年目!」
「星那さんはもう''大人''なんですね、かっこいい」
「うん、でもまだまだ未熟で毎日大変だよ。でも本を読んだり何読もうかなぁって本を探してる時が自分の時間で落ち着くんだ。後、こう星空が綺麗な日は星を眺めるのも好き。あの星は、どんな気持ちで目いっぱいに輝いているんだろうとか、誰にも見つけられない星はあるのかなとか、そんな星を見つけてあげれる人になりたいなって、考えることが他でいっぱいになると辛いことを忘れられるの」

そう言う星那さんをなぜか僕はすごく抱きしめたいと思った。でも、勇気は出なかった。
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