その時はきっと 星空がきれい
「え、ほんとにあの人なの??嘘だよね?嘘って言ってくれまじで」
「僕の彼女だから、諦めろ」
「瞬には勝てないって〜しかもめっちゃ可愛いじゃん」
「絶対勝てないから諦めろ」
「うわ〜自分で言う〜?失恋してるんだから慰めろよ〜」
「そもそも恋してないだろ」
「あーあーいい恋愛始まるはずだったのにさー」
「残念だったな〜」
嘆く暁人はまぁおいておこう。
「じゃあ僕ここで」
「え?ああそうか水曜日ね、じゃあな〜」
大丈夫かあいつ…まぁいいか。
それより僕はここで星那さんを待っておこう。
「瞬くん!お待たせ」
「星那さん、お疲れ様です」
「まさか伝える前に会っちゃうなんて思わなかったよ~!よくあの図書館行くの??」
「行かないですよ。今日は友達が行きたいって言うのでついて行っただけで…」
「そうだったんだね!!!改めて。私あそこで図書館司書として内定が決まりました!」
「おめでとうございます!!」
ああ~今すぐ抱きしめたい。
年上なのにすぐ照れちゃう星那さんをみたい。
僕は本当にどうしてしまったのだろうか…