【受賞】ブルーガーネットな恋 ~エリート上司は激愛を隠して部下に近づく~
ちょうど、今の売り上げ方法も行き詰っていたところだ。デートに行けと迫ってくるとか、ダサくて貧乏なくせに図々しい。黙って宝石を買ってくれていればいいものを。
さっさと結婚してしまえばこんなところ辞めてしまえる。
そう思って京吾に乗り換えようと思ったのだが、よりによって柚花が恋人だと言う。
あの女はいつも自分の邪魔をする。
萌美の心には暗い恨みが深く広がっていた。
通路を曲がったとき、京吾が遠くを歩いているのを見かけた。彼は背を向けているので萌美には気がついていない。
チャンス! 声をかけてデートに誘わせよう。
そう思って走り出そうとしたときだった。
通路のドアが開いて、進が現れた。
「ちょうどいいところに」
言って、進は中に京吾を招き入れる。
なによ、邪魔すんじゃないわよ。
内心で罵り、そのドアに向かって歩く。
そこは事務室で、ドアが少し開いていて中の声が聞こえた。
「……という状態で、原因はまだわかっていません」
先日のジュエリーケースの話をしているのだ、と萌美は察した。
「外部からの可能性は……」
ぼそぼそと話しているので、内容が聞き取りにくい。
さっさと結婚してしまえばこんなところ辞めてしまえる。
そう思って京吾に乗り換えようと思ったのだが、よりによって柚花が恋人だと言う。
あの女はいつも自分の邪魔をする。
萌美の心には暗い恨みが深く広がっていた。
通路を曲がったとき、京吾が遠くを歩いているのを見かけた。彼は背を向けているので萌美には気がついていない。
チャンス! 声をかけてデートに誘わせよう。
そう思って走り出そうとしたときだった。
通路のドアが開いて、進が現れた。
「ちょうどいいところに」
言って、進は中に京吾を招き入れる。
なによ、邪魔すんじゃないわよ。
内心で罵り、そのドアに向かって歩く。
そこは事務室で、ドアが少し開いていて中の声が聞こえた。
「……という状態で、原因はまだわかっていません」
先日のジュエリーケースの話をしているのだ、と萌美は察した。
「外部からの可能性は……」
ぼそぼそと話しているので、内容が聞き取りにくい。