眠りの令嬢と筆頭魔術師の一途な執着愛
「しかも目覚めた上に、その男と幸せになろうとしているんだろ?どこまでお前は生意気なんだ!俺たちをこんな目に合わせて置いてお前は一人のうのうと幸せになろうだなんて、許されるわけないだろうが!」
「ふざけるな!元はと言えばお前が無能でダメな男だからだろうが!お前が断罪されたのも、イライザたちが追放され苦しい生活を強いられたのもお前に王としての資格も素質もないからだ!自分を棚に上げてローラのせいにするな!」
ローラを庇うように抱きしめながらヴェルデが叫ぶ。ヴェルデの腕の中で、ローラは信じられないものを見るような目でエルヴィンを見つめていた。
(ああ、本当に、エルヴィン殿下だわ……イヴは、イヴはどうなってしまったの……)
涙を浮かべてエルヴィンを見つめるローラを庇うようにしてフェインも近くに立っている。
「はあ?俺のせいだ?黙れ、異国の愚民が。……まあいい、お前ら全員殺してやる。その前に」
そう言って、近くにいたイヴの兄の腰にかかっている剣を鞘から抜き、ローラに剣先を向けた。
「ローラ、こっちに来い。来なければこの男、イヴの体を八つ裂きにして二度とイヴがこの世を生きることができないようにしてやる」
「ふざけるな!元はと言えばお前が無能でダメな男だからだろうが!お前が断罪されたのも、イライザたちが追放され苦しい生活を強いられたのもお前に王としての資格も素質もないからだ!自分を棚に上げてローラのせいにするな!」
ローラを庇うように抱きしめながらヴェルデが叫ぶ。ヴェルデの腕の中で、ローラは信じられないものを見るような目でエルヴィンを見つめていた。
(ああ、本当に、エルヴィン殿下だわ……イヴは、イヴはどうなってしまったの……)
涙を浮かべてエルヴィンを見つめるローラを庇うようにしてフェインも近くに立っている。
「はあ?俺のせいだ?黙れ、異国の愚民が。……まあいい、お前ら全員殺してやる。その前に」
そう言って、近くにいたイヴの兄の腰にかかっている剣を鞘から抜き、ローラに剣先を向けた。
「ローラ、こっちに来い。来なければこの男、イヴの体を八つ裂きにして二度とイヴがこの世を生きることができないようにしてやる」