ワケありニートな年下ワンコを飼いました
ただ、時間に余裕のある年末年始になにもしないなんて、さすがに気が引ける。不器用な私でも、少しくらいは手伝えることがある……と信じたい。
「休みだから時間はあるし、なにか役に立ちたいのよ」
「んーじゃあ……栗きんとんくらいなら、大丈夫かなぁ。隣で教えるので、一緒に作りましょうか」
「うん! 作る!」
嬉しくて、思わず子どもみたいな言い方をしてしまった。
するとガクくんは一瞬目を丸くしたあと、重箱の袋をぎゅっと抱きしめる。
「もー! 彩女さん、めっちゃかわいいんですけど! そんなに僕を手伝いたかったんですか?」
「だ、だって。なにもしないと、暇じゃない」
「いつもは、ひとりでゆっくり読書をしているじゃないですか」
「そうだけど……」
ガクくんがキッチンで忙しくしているなか、ひとりで過ごすのは寂しい……なんて、言えるわけがない。本当に子どもみたいだし。
掃除も料理も、彼にとっては仕事。私の家に住むための手段にすぎないのは分かっているけれど、年末年始くらいは、できることを一緒にしたい。
「……それなら、お掃除も少しお願いしようかなぁ」
まるで私の心を読んだかのように、ガクくんが言った。
「一緒にできることは、一緒にやりましょうか」
にっこり笑うと、ガクくんは抱えていた重箱の袋を右手で持って、空いたほうで私の手を取った。やっぱり、少しだけ冷たい。だけど触れ合っていたら、すぐに温かくなる。
「休みだから時間はあるし、なにか役に立ちたいのよ」
「んーじゃあ……栗きんとんくらいなら、大丈夫かなぁ。隣で教えるので、一緒に作りましょうか」
「うん! 作る!」
嬉しくて、思わず子どもみたいな言い方をしてしまった。
するとガクくんは一瞬目を丸くしたあと、重箱の袋をぎゅっと抱きしめる。
「もー! 彩女さん、めっちゃかわいいんですけど! そんなに僕を手伝いたかったんですか?」
「だ、だって。なにもしないと、暇じゃない」
「いつもは、ひとりでゆっくり読書をしているじゃないですか」
「そうだけど……」
ガクくんがキッチンで忙しくしているなか、ひとりで過ごすのは寂しい……なんて、言えるわけがない。本当に子どもみたいだし。
掃除も料理も、彼にとっては仕事。私の家に住むための手段にすぎないのは分かっているけれど、年末年始くらいは、できることを一緒にしたい。
「……それなら、お掃除も少しお願いしようかなぁ」
まるで私の心を読んだかのように、ガクくんが言った。
「一緒にできることは、一緒にやりましょうか」
にっこり笑うと、ガクくんは抱えていた重箱の袋を右手で持って、空いたほうで私の手を取った。やっぱり、少しだけ冷たい。だけど触れ合っていたら、すぐに温かくなる。