ワケありニートな年下ワンコを飼いました
「彩女さん? どうかしました?」
「う、ううん。なんでもない」
しまった。ガクくんの前だと、つい表情に出てしまうみたい。すぐに笑顔を作ったけれど、心配そうな顔で見つめられる。気を抜きすぎるのもダメね……。
「……ねぇ、彩女さん。いまから銀座に行きませんか?」
私の両手をぎゅっと握って、ガクくんが言った。
「え、銀座?」
「はい。行きたいところができたので、付き合ってください」
「うん、いいけど……」
頷くと、ガクくんはにっこり笑って、優しく私の手を引きながら歩き出した。
急に銀座へ行こうだなんて、どうしたのかしら。
不思議に思いつつ、大門駅から浅草線に乗って東銀座駅で降りると、ガクくんはみゆき通りのほうへ歩いていった。
着いたのは、GINZA SIX。高級ブランドのショップが多く入る施設だから、正直ガクくんには無縁の場所だと思うんだけど。
「ここで買い物でもするの?」
「いいえ。目的は、屋上です」
GINZA SIXには屋上庭園がある。四季折々の木花が植えられた回廊式の庭園で、ガラス越しに銀座の街が一望できた。
そして芝生ゾーンでは、季節によってさまざまなイベントが開催されている。いま実施されているのは……。
「一緒にスケートしましょ!」
スケートリンクを前にして、満開の笑顔でガクくんが言った。
「う、ううん。なんでもない」
しまった。ガクくんの前だと、つい表情に出てしまうみたい。すぐに笑顔を作ったけれど、心配そうな顔で見つめられる。気を抜きすぎるのもダメね……。
「……ねぇ、彩女さん。いまから銀座に行きませんか?」
私の両手をぎゅっと握って、ガクくんが言った。
「え、銀座?」
「はい。行きたいところができたので、付き合ってください」
「うん、いいけど……」
頷くと、ガクくんはにっこり笑って、優しく私の手を引きながら歩き出した。
急に銀座へ行こうだなんて、どうしたのかしら。
不思議に思いつつ、大門駅から浅草線に乗って東銀座駅で降りると、ガクくんはみゆき通りのほうへ歩いていった。
着いたのは、GINZA SIX。高級ブランドのショップが多く入る施設だから、正直ガクくんには無縁の場所だと思うんだけど。
「ここで買い物でもするの?」
「いいえ。目的は、屋上です」
GINZA SIXには屋上庭園がある。四季折々の木花が植えられた回廊式の庭園で、ガラス越しに銀座の街が一望できた。
そして芝生ゾーンでは、季節によってさまざまなイベントが開催されている。いま実施されているのは……。
「一緒にスケートしましょ!」
スケートリンクを前にして、満開の笑顔でガクくんが言った。