ワケありニートな年下ワンコを飼いました
なんにせよ、電話とはいえ早めに挨拶ができてよかった。これでガクくんを実家へ連れていくハードルが一気に下がったわ。
そのあとしばらくして、お母さんからLINEでマドレーヌのレシピが送られてきた。自分の手作りを褒めてもらえたから、すごく嬉しかったんだと思う。
「よし、これでマドレーヌを作ってみよっと。材料あったかなぁ」
スキップするようにして、キッチンへ向かうガクくん。そもそも料理やお菓子作りが大好きなのよね。きっと、母と気が合うだろうな。
改めてマドレーヌを口にする。本当に美味しいし、どれだけ食べても飽きない。
あ、しまった。昨日は「美味しい」って言いそびれちゃった。今度は、ちゃんと言わなくちゃ。
「それにしても、ガクくんってすごいわね」
ダイニングテーブルでマドレーヌを味わいながら、食材を確認するガクくんに声をかけた。
「なにがですかー?」
「うちの両親と、いきなり気さくに話せるんだから。普通は、もっと緊張するものじゃない?」
「んー、そうなんですかねぇ?」
「特にうちの父は、声に迫力があるし……」
「あはは、渋かったですねぇ、お父さんの声。僕は高めだから、ちょっと憧れます」
……ガクくんは、そのままでいいのよ。かわいいんだから。
そう言おうと思ったけれど、やめておいた。
そのあとしばらくして、お母さんからLINEでマドレーヌのレシピが送られてきた。自分の手作りを褒めてもらえたから、すごく嬉しかったんだと思う。
「よし、これでマドレーヌを作ってみよっと。材料あったかなぁ」
スキップするようにして、キッチンへ向かうガクくん。そもそも料理やお菓子作りが大好きなのよね。きっと、母と気が合うだろうな。
改めてマドレーヌを口にする。本当に美味しいし、どれだけ食べても飽きない。
あ、しまった。昨日は「美味しい」って言いそびれちゃった。今度は、ちゃんと言わなくちゃ。
「それにしても、ガクくんってすごいわね」
ダイニングテーブルでマドレーヌを味わいながら、食材を確認するガクくんに声をかけた。
「なにがですかー?」
「うちの両親と、いきなり気さくに話せるんだから。普通は、もっと緊張するものじゃない?」
「んー、そうなんですかねぇ?」
「特にうちの父は、声に迫力があるし……」
「あはは、渋かったですねぇ、お父さんの声。僕は高めだから、ちょっと憧れます」
……ガクくんは、そのままでいいのよ。かわいいんだから。
そう言おうと思ったけれど、やめておいた。