ワケありニートな年下ワンコを飼いました
だけど、むくれた顔ですら愛嬌があって、思わずギュッと抱きしめたくなる。
そんな気持ちを抑えながら、横を向いてカフェオレを飲むガクくんに頭を下げた。
「ごめんなさい。少し驚いてしまっただけ。彼女のこと、大切にしていたのね」
彼自身は、セックスに興味がないわけではなさそうだった。それなのに4年間も耐えてきたなんて。意思が強いというか、愛情深いのかな。
「……彩女さん」
ガクくんは頭を下げる私を見つめたあと、テーブルに置いた私の右手を握ってきた。
「昨日言ったこと、本気で考えてくれませんか?」
「昨日言ったこと?」
「僕を飼ってほしいんです」
そういえば、そんなことを言われた。
付き合ってください、とかじゃなくて、飼ってくださいって……どういう意味?
「僕、お金がないんですよ。だから住むところを探すには、まず働いてお金を貯める必要があるんですけど、働きたくなくて。涼介さんには子どものころからお世話になっているから、仕方なくお店を手伝うことにしたんですけど」
働きたくないって……いわゆるニート?
昨晩は話が途中になってしまったけれど、就活をせずに大学を卒業して、彼はこれまでなにをしていたのかしら。
「そこで提案です。家賃も生活費も払えない代わりに、家事はすべて僕がやります。彩女さんの言うことは、なんでも聞きます。だから彩女さんは、僕に居場所をください。ここにいていい理由をください」
とても真剣で、切実な表情だった。
そんな気持ちを抑えながら、横を向いてカフェオレを飲むガクくんに頭を下げた。
「ごめんなさい。少し驚いてしまっただけ。彼女のこと、大切にしていたのね」
彼自身は、セックスに興味がないわけではなさそうだった。それなのに4年間も耐えてきたなんて。意思が強いというか、愛情深いのかな。
「……彩女さん」
ガクくんは頭を下げる私を見つめたあと、テーブルに置いた私の右手を握ってきた。
「昨日言ったこと、本気で考えてくれませんか?」
「昨日言ったこと?」
「僕を飼ってほしいんです」
そういえば、そんなことを言われた。
付き合ってください、とかじゃなくて、飼ってくださいって……どういう意味?
「僕、お金がないんですよ。だから住むところを探すには、まず働いてお金を貯める必要があるんですけど、働きたくなくて。涼介さんには子どものころからお世話になっているから、仕方なくお店を手伝うことにしたんですけど」
働きたくないって……いわゆるニート?
昨晩は話が途中になってしまったけれど、就活をせずに大学を卒業して、彼はこれまでなにをしていたのかしら。
「そこで提案です。家賃も生活費も払えない代わりに、家事はすべて僕がやります。彩女さんの言うことは、なんでも聞きます。だから彩女さんは、僕に居場所をください。ここにいていい理由をください」
とても真剣で、切実な表情だった。