ワケありニートな年下ワンコを飼いました
私が結婚や子どもを望んでいないことは、ガクくんに話している。そして彼も、結婚願望などはないと言っていた。特に子どもに関しては、まったく欲しいと思わないらしい。好きではあるけれど、自分が育てることは考えられないみたい。
認識が一致していることは、きちんとお父様に伝えなくちゃ。
「私もガクくんも、自分たちがしっくりくるカタチで一緒にいられたらと思っているんです。私の両親も、このことは承知しています」
「結婚がすべてではないことは、私も理解していますよ。上條さんほど収入があれば、制度にこだわる必要もないでしょうし」
そこに関しては柔軟なのね。ご自身に離婚経験があるから、子どもの結婚についても、ある程度達観しているのかもしれない。
「お父さん。僕は、彩女さんのお仕事を支えたいんだよ」
泣き顔から一変して、お父様を真っすぐ見つめながらガクくんが言った。
「自分が働いて稼ぐことも、ひとつの道だと思う。だけど僕にできるのは、生活面でサポートすること。いつも笑顔で『いってらっしゃい』と『おかえりなさい』を言って、綺麗な部屋で、美味しいごはんをたくさん食べてもらうことだと思っている。それが僕なりの、僕の愛し方だから」
ガクくんの曇りのない瞳が、言葉が、あまりに綺麗で。今度は、私が泣きそうになってしまった。
認識が一致していることは、きちんとお父様に伝えなくちゃ。
「私もガクくんも、自分たちがしっくりくるカタチで一緒にいられたらと思っているんです。私の両親も、このことは承知しています」
「結婚がすべてではないことは、私も理解していますよ。上條さんほど収入があれば、制度にこだわる必要もないでしょうし」
そこに関しては柔軟なのね。ご自身に離婚経験があるから、子どもの結婚についても、ある程度達観しているのかもしれない。
「お父さん。僕は、彩女さんのお仕事を支えたいんだよ」
泣き顔から一変して、お父様を真っすぐ見つめながらガクくんが言った。
「自分が働いて稼ぐことも、ひとつの道だと思う。だけど僕にできるのは、生活面でサポートすること。いつも笑顔で『いってらっしゃい』と『おかえりなさい』を言って、綺麗な部屋で、美味しいごはんをたくさん食べてもらうことだと思っている。それが僕なりの、僕の愛し方だから」
ガクくんの曇りのない瞳が、言葉が、あまりに綺麗で。今度は、私が泣きそうになってしまった。