ワケありニートな年下ワンコを飼いました
「のどかさんが風邪をひいているから、月曜日までお店は休むそうです。それで食材の期限が気になって店に来たら、僕がいなかったから電話してきたんですね。一緒に、お店へ行きます?」
なんだかもう、頭がぐちゃぐちゃ。また話が途中になってしまったし。だけどとりあえず、時計は取りに行かなくちゃ。
私は急いで支度をして、ガクくんと一緒に家を出た。
「彩女さんって、メイクをすると別人ですよね。なんていうか、すごく引き締まる感じ」
「……どうせ、地顔は地味よ」
「僕は好きですけど。スッピンの彩女さん」
真に受けない、真に受けない。私は7歳も上なのよ。彼が生まれたとき、すでにランドセルを背負っていたんだから。ガクくんからしたら、絶対おばさんにしか見えないでしょう。
ていうか、ガクくんは私のスウェットを着たままなんだけど。まさか、また家に来るつもりなのかしら。はぁ……マスターに、なんて言ったらいいの。
「こんにちは、彩女さん」
お店に着くと、いつもと同じ柔らかい笑顔でマスターが出迎えてくれた。でも、やっぱり気まずい。
「あのあと、彩女さんが少し具合悪そうだったからさ、家まで送ったんだよ。それで介抱していたら、僕が寝ちゃって」
ガクくんが、とてもナチュラルに嘘をつく。マスターは微笑みを崩さず、ただ頷いただけ。なにかあったことは、察しているんだろうな……。
なんだかもう、頭がぐちゃぐちゃ。また話が途中になってしまったし。だけどとりあえず、時計は取りに行かなくちゃ。
私は急いで支度をして、ガクくんと一緒に家を出た。
「彩女さんって、メイクをすると別人ですよね。なんていうか、すごく引き締まる感じ」
「……どうせ、地顔は地味よ」
「僕は好きですけど。スッピンの彩女さん」
真に受けない、真に受けない。私は7歳も上なのよ。彼が生まれたとき、すでにランドセルを背負っていたんだから。ガクくんからしたら、絶対おばさんにしか見えないでしょう。
ていうか、ガクくんは私のスウェットを着たままなんだけど。まさか、また家に来るつもりなのかしら。はぁ……マスターに、なんて言ったらいいの。
「こんにちは、彩女さん」
お店に着くと、いつもと同じ柔らかい笑顔でマスターが出迎えてくれた。でも、やっぱり気まずい。
「あのあと、彩女さんが少し具合悪そうだったからさ、家まで送ったんだよ。それで介抱していたら、僕が寝ちゃって」
ガクくんが、とてもナチュラルに嘘をつく。マスターは微笑みを崩さず、ただ頷いただけ。なにかあったことは、察しているんだろうな……。