ワケありニートな年下ワンコを飼いました
「えっと……今日はお洗濯をしたんだけど、ルームウェアはどうせ夜に着るから、畳まなくてもいいかなぁって」
「じゃあルームウェア以外は、クローゼットにしまえばいいじゃないですか」
「はい、おっしゃる通りです」

 ぐうの音も出ない。いつもは、彼がきちんと畳んで引き出しにしまってくれるから……甘えすぎているわね。

「で、この本の山は?」

 ガクくんが、ベッドサイドのテーブルに積まれた本へ目を向けた。

「昨日ちょっと夜更かしをして、ベッドで読書を……次から次に読んで、そのまま寝ちゃったから」
「朝起きてから本棚に戻せばいいでしょ? どうして僕が帰ってくるまでこのままなんですか」
「はい、ごめんなさい」

 起きてから、ちゃんと片付けようとは思っていたんだけど……なんて言い訳しても、やぶ蛇ね。片付けていないのは間違いないわけだし、ここは潔く謝るのみ。

 でも、ガクくんは本気で怒っているわけじゃない。私がとってもポンコツだということは、最初から知っているもの。だから、いまさら幻滅されることはないという安心感がある。

「やっぱり彩女さんは、僕がいないとダメですねぇ」

 とっても嬉しそうな顔。結局、その言葉を言いたいだけなのよね。そういうところは本当にかわいい。
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