ワケありニートな年下ワンコを飼いました
実の母親のことは、ずっと心に秘めているんだと思う。だけどそれはどうしようもないことで、彼自身がコントロールしなくちゃいけないこと。
すべてをクリアにするのは難しい。だから自分の気持ちや周りの状況と、上手に折り合っていかないとね。
「……なんか、不思議ですよねぇ」
ピーチティーを味わいながら、ガクくんがしみじみ言った。
「初めて会った日……の、翌朝か。同じように向かい合ってカフェオレを飲んでいたときは、まさか彩女さんとこんな関係になるとは思っていませんでしたよ」
あの日のことは、よく覚えている。だって人生で初めて、異性を「お持ち帰り」してしまったんだもの。
ギリギリのところで一線は越えなかったけれど、いま思い返しても、どうしてあんな行動を取ってしまったのか不思議でならない。
「それは私も同じよ」
「でしょうねぇ。僕の告白を2か月もスルーしていたしー」
相変わらずガクくんは、グサッと刺してくる。
「もう、蒸し返さないでよ。根に持っているの?」
「持っていますよぉ。彩女さん、鈍すぎるんだもん。でも何度も言っているように、そういうところも好きなんですけどね」
「そう言ってくれるのは、ガクくんだけよ」
これまでの恋人は、この鈍さに辟易していたもの。だからいつも、私が原因で別れていたのよね。
すべてをクリアにするのは難しい。だから自分の気持ちや周りの状況と、上手に折り合っていかないとね。
「……なんか、不思議ですよねぇ」
ピーチティーを味わいながら、ガクくんがしみじみ言った。
「初めて会った日……の、翌朝か。同じように向かい合ってカフェオレを飲んでいたときは、まさか彩女さんとこんな関係になるとは思っていませんでしたよ」
あの日のことは、よく覚えている。だって人生で初めて、異性を「お持ち帰り」してしまったんだもの。
ギリギリのところで一線は越えなかったけれど、いま思い返しても、どうしてあんな行動を取ってしまったのか不思議でならない。
「それは私も同じよ」
「でしょうねぇ。僕の告白を2か月もスルーしていたしー」
相変わらずガクくんは、グサッと刺してくる。
「もう、蒸し返さないでよ。根に持っているの?」
「持っていますよぉ。彩女さん、鈍すぎるんだもん。でも何度も言っているように、そういうところも好きなんですけどね」
「そう言ってくれるのは、ガクくんだけよ」
これまでの恋人は、この鈍さに辟易していたもの。だからいつも、私が原因で別れていたのよね。