ワケありニートな年下ワンコを飼いました
「今日はね、新しいお店を選んでみたのよ」
そう言って案内されたのは、会社の近くに最近オープンしたという、オシャレな個室居酒屋。
凛子はニューオープンの飲食店情報に敏感で、すぐに足を運んでサービスや味をチェックしている。そして彼女のお眼鏡にかなったお店は、必ず繁盛していた。
つまり、このお店も合格ってことね。
「じゃ、久しぶりの同期集合を祝して……カンパーイ!」
凌也の音頭で、3つのグラスが合わさる。
そして全員でビールをひと口飲むと、一斉に大きく息を吐いた。
「やっぱり、仕事終わりはこれよねぇ」
凛子の言葉に、凌也と一緒に頷く。新入社員のころは、しょっちゅう居酒屋に行って気楽に飲んでいたものね。
年齢を重ねて、それなりに落ち着いたお店を選ぶようにはなったけれど、本質的な部分は変わっていないのかもしれない。
「彩女と飲むの、久しぶりだよな」
「私とも、でしょ? 凌也って、相変わらず彩女しか見えていないのね」
「い、いつの話をしてんだよ、凛子。俺はもう、結婚しているんだぞ?」
凌也が、頬を赤らめてうろたえる。凛子ったら、いつまでも同じネタで凌也をいじるんだから。
凌也から告白されたのは、もう7年ほど前、入社して1年経ったころ。だけど私には当時恋人がいたし、凌也のことは友達以上に見られなかった。
それからほんの少しだけ気まずい期間があったけれど、凛子が間に入ってくれたおかげで、いまではすっかり元通り。彼は昨年結婚したし、わだかまりもなにもない。
そう言って案内されたのは、会社の近くに最近オープンしたという、オシャレな個室居酒屋。
凛子はニューオープンの飲食店情報に敏感で、すぐに足を運んでサービスや味をチェックしている。そして彼女のお眼鏡にかなったお店は、必ず繁盛していた。
つまり、このお店も合格ってことね。
「じゃ、久しぶりの同期集合を祝して……カンパーイ!」
凌也の音頭で、3つのグラスが合わさる。
そして全員でビールをひと口飲むと、一斉に大きく息を吐いた。
「やっぱり、仕事終わりはこれよねぇ」
凛子の言葉に、凌也と一緒に頷く。新入社員のころは、しょっちゅう居酒屋に行って気楽に飲んでいたものね。
年齢を重ねて、それなりに落ち着いたお店を選ぶようにはなったけれど、本質的な部分は変わっていないのかもしれない。
「彩女と飲むの、久しぶりだよな」
「私とも、でしょ? 凌也って、相変わらず彩女しか見えていないのね」
「い、いつの話をしてんだよ、凛子。俺はもう、結婚しているんだぞ?」
凌也が、頬を赤らめてうろたえる。凛子ったら、いつまでも同じネタで凌也をいじるんだから。
凌也から告白されたのは、もう7年ほど前、入社して1年経ったころ。だけど私には当時恋人がいたし、凌也のことは友達以上に見られなかった。
それからほんの少しだけ気まずい期間があったけれど、凛子が間に入ってくれたおかげで、いまではすっかり元通り。彼は昨年結婚したし、わだかまりもなにもない。