ワケありニートな年下ワンコを飼いました
慌ててパソコンの電源を落としながら、スマホを取り出す。でも、いくらタップしても画面は真っ暗。嘘でしょう。私、充電していなかった?
もう、どうしてこういうときに限って……いやいや、落ち込んでいる場合じゃないわ。早くミッドタウンへ行かなくちゃ。
歩いたら20分はかかるから、会社を出たところで、すぐにタクシーを拾って飛び乗った。
そしてバッグの中を漁って、モバイルバッテリーを取り出す。お願いだから、早く電源入ってよ。
スマホの画面とにらめっこして数分、ようやく電源がオンになった。
あぁ、やっぱりガクくんからメッセージが届いているじゃない。
『お仕事、お疲れ様です! ガーデンテラスB1のテーブル席に座っているので、慌てず急がず来てくださいね~』
届いた時間は、ついさっき。連絡なしで30分近く待たせているのに、不機嫌になることもなく、私を気遣ってくれるなんて。
少し泣きそうになりながら、ガクくんへ電話をかけた。
「はいはーい。お仕事、終わったんですか?」
「うん。あの、ごめんね。いま急いで向かっているから」
「大丈夫ですよー。お店の予約は20時だし。慌てないで、ゆっくり来てくださいね」
「タクシーだから、もう着くよ」
「はぁい。急がなくていいですから、メイク直しでもしてきてください。せっかくのデートなんだし」
この子は、どうしてこんなに優しいんだろう。毒舌で、思ったことをスパッと言うくせに、私を一番に考えてくれている。
もう、どうしてこういうときに限って……いやいや、落ち込んでいる場合じゃないわ。早くミッドタウンへ行かなくちゃ。
歩いたら20分はかかるから、会社を出たところで、すぐにタクシーを拾って飛び乗った。
そしてバッグの中を漁って、モバイルバッテリーを取り出す。お願いだから、早く電源入ってよ。
スマホの画面とにらめっこして数分、ようやく電源がオンになった。
あぁ、やっぱりガクくんからメッセージが届いているじゃない。
『お仕事、お疲れ様です! ガーデンテラスB1のテーブル席に座っているので、慌てず急がず来てくださいね~』
届いた時間は、ついさっき。連絡なしで30分近く待たせているのに、不機嫌になることもなく、私を気遣ってくれるなんて。
少し泣きそうになりながら、ガクくんへ電話をかけた。
「はいはーい。お仕事、終わったんですか?」
「うん。あの、ごめんね。いま急いで向かっているから」
「大丈夫ですよー。お店の予約は20時だし。慌てないで、ゆっくり来てくださいね」
「タクシーだから、もう着くよ」
「はぁい。急がなくていいですから、メイク直しでもしてきてください。せっかくのデートなんだし」
この子は、どうしてこんなに優しいんだろう。毒舌で、思ったことをスパッと言うくせに、私を一番に考えてくれている。