冷徹無慈悲なCEOは新妻にご執心~この度、夫婦になりました。ただし、お仕事として!~
「か、櫂さん?」
「咲穂、パーティーに行くぞ。すぐに準備してくれ」
言いながら、彼は咲穂の腕を取って立ちあがらせた。
「えっ、パーティーってリベタスの発売記念の……ですか? 今夜は私も櫂さんも欠席することに決まったんじゃ……」
「ふたりとも出席するということで、もう関係各所と調整済みだ」
「い、いつの間に?」
あいかわらず、彼は仕事が早い。
「リベタスのパーティーだぞ。……咲穂がいなければ、始まらない」
当然のように言い放ち、櫂は不敵な笑みを浮かべた。
「パーティーだからな、ちゃんとドレスアップしてくれ」
彼はウォークインクローゼットに咲穂を押し込み、自身もパーティー用のスーツを手に取った。
(ほ、本当に私が出席してもいいのかな? マスコミの人も来るし、騒ぎになってリベタスの足を引っ張ることになるかも)
胸に渦巻く不安は消えないけれど、櫂が出席する方向で調整したと言う以上は覚悟を決めて出向くしかないだろう。
友人の結婚式にお呼ばれしたときに奮発して買った、ワインレッドの大人っぽいドレスに着替えを済ませると櫂は満足そうに頬を緩めた。
「いいな、似合ってる。そのドレスならジュエリーもあったほうがいい。俺のあげた婚約指輪は?」
「そこのジュエリーケースに……」
咲穂は小物類を収納している棚に目を走らせる。ガラス製のジュエリーケースのなかに、櫂からもらったダイヤの指輪も大切にしまってある。
(私もこのドレスに似合いそうだなって思ったけど……でも、つけていいのかな? もし櫂さんの心に別の女性がいるのなら……)
「咲穂、パーティーに行くぞ。すぐに準備してくれ」
言いながら、彼は咲穂の腕を取って立ちあがらせた。
「えっ、パーティーってリベタスの発売記念の……ですか? 今夜は私も櫂さんも欠席することに決まったんじゃ……」
「ふたりとも出席するということで、もう関係各所と調整済みだ」
「い、いつの間に?」
あいかわらず、彼は仕事が早い。
「リベタスのパーティーだぞ。……咲穂がいなければ、始まらない」
当然のように言い放ち、櫂は不敵な笑みを浮かべた。
「パーティーだからな、ちゃんとドレスアップしてくれ」
彼はウォークインクローゼットに咲穂を押し込み、自身もパーティー用のスーツを手に取った。
(ほ、本当に私が出席してもいいのかな? マスコミの人も来るし、騒ぎになってリベタスの足を引っ張ることになるかも)
胸に渦巻く不安は消えないけれど、櫂が出席する方向で調整したと言う以上は覚悟を決めて出向くしかないだろう。
友人の結婚式にお呼ばれしたときに奮発して買った、ワインレッドの大人っぽいドレスに着替えを済ませると櫂は満足そうに頬を緩めた。
「いいな、似合ってる。そのドレスならジュエリーもあったほうがいい。俺のあげた婚約指輪は?」
「そこのジュエリーケースに……」
咲穂は小物類を収納している棚に目を走らせる。ガラス製のジュエリーケースのなかに、櫂からもらったダイヤの指輪も大切にしまってある。
(私もこのドレスに似合いそうだなって思ったけど……でも、つけていいのかな? もし櫂さんの心に別の女性がいるのなら……)