誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
「先生・・・それ・・・ダメ・・・」
撫でる手が止まり、思わず顔が熱くなった。
俺に抱かれている夢を見ているのか・・・
全く・・・寝ていても、俺を熱くするなんて・・・

キスをしようと顔を近づけると、
「それ・・・私のプリン・・・」
美来の言葉に固まった後、思わず吹き出しそうになった。
俺より、プリンかよ・・・

すると、プリンを取られた俺に腹を立てたのか、顔を歪めた後、美来の瞼が少し開いた。
「・・・せん・・・せい?」
まだ、夢心地の美来の頭をそっと撫でる。

「俺にプリンを取られたのか?」
「そぉ・・・ん?もしかして、夢?先生、帰ってたの?」
「あぁ、さっきね」
「お疲れ様です。起こしてくれたらいいのに・・・何か欲しいものありますか?私、用意します」
「あぁ、頼むよ」
「コーヒーですか?それとも、何か食べますか?」
「じゃあ、美来で」
「はいっ、私・・・えっ?」
「俺を癒やしてくれよ、美来」

布団に潜り込み、服の中に手を滑らせる。
滑らかな肌に手を這わせ、美来を捉えると、
「先生・・・それ・・・ダメ」
色気たっぷりの潤んだ目で、俺を見つめている。

「ダメか・・・なら、もっとダメなことしようか?」
汗ばみながら激しく愛し合い、美来の乱れる姿と、吐息混じりで啼く声は、しばらく続いた。

家に帰るのは、シャワーを浴びて、着替えと仮眠だけで、殺風景だった部屋は、いつの間にか、生活感溢れ、憩いの場所となった。

美来のお陰だ。
義理の妹から始まった同居生活・・・
誓約書か・・・まさか、美来を愛するなんて、考えもしなかったが・・・
美来に合わせてくれた父さんに、感謝するよ。

明日から6月か・・・June Bride
俺達の運命が変わる。
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