誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
― 次の日 ―

「ただいま」
「お疲れ様でした」
ソファに座って、リビングで待っていると、先生が封筒を持って、隣に座った。

「なぁ美来。誓約書を書こうか?今度は、約束を守らないと困るけど」
「嫌です!守れる自信がありません!」
だって、絶対これだけは守れるって思ってたことが、守れなかったんだから。
「・・・そうなの?これも?」

目の前に出されたのは、婚姻届と結婚式のスケジュール表・・・
「先生・・・これって」
「左手出して」

急なことに戸惑って、言われるままに左手を出すと、
「美来はドジだから、無くしても怒らないって、先に約束するよ」
先生は笑って、指輪をはめた後、私を抱きしめた。
「俺の妻になって欲しい。寂しい思いをさせるかもしれない。でも、傍にいる時は、その分以上に愛を注ぐよ」

突然のことに、戸惑って、言葉が出ない私の体を離すと、手を握って、
「妻として、俺の傍にいて欲しい」
先生の優しい眼差しに、涙が溢れ出す。

「お願い・・・します」
頬を伝う涙を、先生は指で拭い、そっと包み込むようなキスに嬉しさが込み上げた。
「実家に挨拶に行った後、式場になるホテルに行くよ。結婚式は今月だからな」
「えっ・・・でも、そんなに急なら予約取れないですよ」
「美来と付き合ってから、直ぐに場所は抑えた。6月中にと思っていたからね。美来が前に話してくれた、結婚式をするなら、家族だけでということも考えて、準備は既に進めている。後は、美来の意見を確認するだけだ」
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