誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
夕食を済ませ、ソファに座って名前をどうしようかと、先生に聞こうとした時、
「名前なんだが、実は、もし男の子だったらと思って決めていたんだ」
私のお腹を撫でた後、手を握った。

「美来の『来』に俺の『真』を合わせて、来真(らいま)だ。どうかな?」
「来真、良いですね!あなたの名前は、来真だよ」
私が声を掛けてお腹を撫でると、まるで返事をするように動いた。
「先生、喜んでますね」
「本当だ。来真、パパとママは、君に会える日を楽しみに待ってるからな。元気な声を聞かせてくれよ」
先生が撫でると、さっきよりも波打つように動いている。
「パパっ子かもしれませんね」
パパは、あなたをとても愛しているのよ。安心して産まれてきてね・・・

「美来・・・出産は大変だろうが、傍にいるからな」
「はい、先生が傍にいてくれたら、安心です」
「退院の時は、父さんに迎えに来てもらうよ」
「先生、1ヶ月間、1人この家で、寂しくないですか?」
「どうして?美来が帰る間は、俺も実家に行くけど?」
「えっ?」
「もう、父さん達には、話はついてる」
「でも、大変でしょ?ここなら歩いて行けるけど」
「電車で1駅だぞ?それに車で通勤するから問題ない。それとも、俺が一緒だと、ゆっくり出来ないか?」
「いえ、私は凄く心強いです。ただ、先生のことが心配で・・・」
「美来と子供の傍にいたいし、こっちに帰って来てからのことを考えて、子供の世話を覚えたい」

真剣な顔で訴える先生を見て、おかしくて、凄く嬉しくて、胸がいっぱいになった。
「お願いします。助かります」
「何も心配することは無い。俺がついてるからな」
「はいっ」
軽くキスをして、抱きしめてくれる天真先生がいる。
来真と会える日が待ち遠しい。
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