誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
家に帰り、食事の準備をしていると、先生が帰って来て、
「今から、シャワー浴びるから」
言葉少なく、洗面室に入って行った。

私は、皆から話を聞いて、先生を少しは見直し、お世話になっていることに感謝しようと心に誓った。
半年間は、穏やかに過ごそうと。

先生はシャワーの後、部屋に籠もっていた。
私は食事も終わり、シャワーを浴びた後、楽しみにしていたプリンを取りに、冷蔵庫を開けると・・・

無いっ!何で?私、入れ忘れた?
ううん、確かに入れた。うん、間違いなく入れた。
まさか・・・

その時、先生が、片手に空になったプリンの容器とスプーンを持って、部屋から出て来た。
「先生!私のプリン、食べたでしょ!?」
天真先生は怪訝そうな顔をしていた。
「君は、誓約を忘れたのか?俺のテリトリーにあるものは、俺の物だ」
「でも、自分が買ってないから、分かるじゃないですかっ!」
「俺へのねぎらいかと思ったから、食べたんだ。そもそも、どちらが悪い?」
「・・・」
「約束だよな?」
「そ、そうですけど・・・でも」
「そんなにプリンばかり食べてると、太るぞ?」
「あっ!先生、今の発言は」
「医者の兄が、妹の事を心配して言ったんだ。何か問題でも?」

整った顔で、私を馬鹿にしたような薄笑いが、余計に腹が立つ。
「もういいです!2度と間違いません!」
「そうだな。八つ当たりされる身にもなってくれよ」

あぁー、もぉ、腹が立つ!感謝しようと心に誓った私が馬鹿だった。
もう絶対に間違えないから!
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